SEXY BOY〜そよ風に寄り添って〜


曲開始2秒で、つんく♂のおっさんが「SEXY BOY」と合いの手を入れる。
三度の飯とつんく♂ラップをこよなく私は、思わずスピーカーで曲を聴くのをやめイヤホンに切り替えた。
…むむむむむ「SEXY BOY」にエコーがかかっているではないか。
つまり「SEXY BOY BOY BOY boy…」となるわけだ。
これは鬱陶しい。
つんく♂ラップにおいて「鬱陶しい」というのは最上の褒め言葉である事を忘れてはならない。)
伸び始めてきた前髪くらい鬱陶しい。
美勇伝の皆さんが少し自分で切ってしまう気持ちもよくわかる。


しかし伸び始めてきた前髪の鬱陶しさと、つんく♂ラップの鬱陶しさには、
やはり超えられない壁が存在する。
言わずもがな、つんく♂ラップの方が鬱陶しいレヴェルは上だ。
伸び始めてきた前髪は大きな不快感を伴うが、つんく♂ラップは快感のみである。
鬱陶しさの中に快感が、そして中毒へ…。
あまりにもつんく♂ラップ中毒のためか、今朝は夢にまでつんく♂ラップが出てきた(実話)
もう、つんく♂ラップなしでは生きてゆけない。
(と、ここでベリさんの『あなたなしでは生きてゆけない』の、
 つんく♂ラップ「BUT I CAN'T LIVE WITHOUT YOU! BABY」が頭の中で流れる)
ほらもうすごい中毒やん……。


この曲の中で最も耳に残る部分といえば、
「ちまたでうわさのセクシーウエウエ↑↑*1」である事は間違いないだろうが、
一回目の「ちまたで…」の直前に「Ah Yeah」というつんく♂ラップが入れられている。
このラップはどう見てもどう聴いても不必要なラップ。
しかし、不必要であると頭ではわかっていても、
つんく♂ラップありver.を一度聴いてしまうと、つんく♂ラップなしver.が物足りなく感じてしまう。


鬱陶しいけど、快感。
不必要だけど、必要。


つんく♂ラップはパラドックスなモノなのです。
ナマモノにつき取り扱い注意。
そして中毒にも要注意。

*1:正確な表記は知らないので適当