保田圭出演『夏ノ夜ノ夢』
昨日から上演が始まった『夏ノ夜ノ夢』。
ちまたでうわさのセクシーヤスヤス↑↑を見に日生劇場に行ってきました。
まずは、ネタバレ無しの感想から。
今回のヤスポジションは(観客席から見て)左でしょう。
しかし心臓の弱いヤスヲタは右か二階席の座席を陣取ることをオススメします。
圭ちゃん、怪我しちゃったりしないの?というくらいに体を張って頑張ってました。
感情を表現した迫力ある演技は見ものの一つです。
いやあ、圭ちゃんの声は綺麗で聞き取りやすいです。
前回の舞台では、時々台詞回しが早くなってしまう部分があったのですが、
(愛さんのタッタカタッタカという早口っぷりには敵いません)
今回はそういった部分も無かったです。
しかしもう少し声量があったほうがもっと聞き取りやすくなるでしょう。
体の動きとしてはキレが半端じゃなかったです。
ギラギラ保田圭は今だ健在。
これからも更に磨きをかけていってほしいものです。
さてさて、そろそろネタバレますよ?
(注)以下ネタバレ有り!
【ネタバレ有りver.】
やっぱりここで触れておかなきゃいけないのは、キスシーン*1のことですかね。
女優として生きていく上では必ず通る道かな、なんて思っております。
舞台を見に行く前日の夜に「あ、キスシーンあるかも」と急にふと思いついて、
「もしキスシーン以上のことがあったらどうしよう…」とそこまで考えていたので、
キスシーンはそんなに驚かなかったんですけども。
ネタバレ一切無しでキスシーンを予知できた自分の勘に驚きです。
でも事前に何となく勘付いていたとはいえ、
いざこの目で見てしまうと取り留めの無い事が浮かんでは消え浮かんではまた消え…といったところです。
そんなわけで頭の中がおもちゃ箱をひっくり返したような状況になっていますが、
ただ一つ私に言えることは、圭ちゃんは実生活では愛のあるキスをしてほしいな、ということ。
幸せに生きてほしい、と心から思っています。
さてさて、キスの話はこれくらいにして…。
冒頭とラストシーンのダンスシーンで鳥肌が立ちました。
ネタバレ無しの方にも書きましたが、他の共演者の方々とは一味も二味も違うしなやかで凛としたダンス…。
そんなに体は大きくないのに、迫力があるせいかとても大きく頼もしく見えました。
舞台終盤の村民が劇を披露するシーンの間、
ハーミア(保田圭)とライサンダー(海東健)が事あるごとに見つめあったり、終始肩を寄せ合ったり…。
本当に仲が良く幸せそうな演技に好感が持てました。
原作には無かった部分と言えばパック(尾上松緑)がオーベロン(村井国夫)と人間との間に生まれたという事、
そしてパックがヘレナ(佐藤江梨子)に恋心を抱いてしまう事。
しかしその恋心は表には出さないように努力し、恋心を抱いている事を強がってを否定しようとする。
今流行りのツンデレっぽくてパックは可愛いな、と。
人間臭くていいじゃない。これって「羅生門〜女たちのまぼろし〜」と少しテーマが近いですな。
なんだか、全然レポになっていませんがこのあたりで筆を下ろさせていただこうと思います。
とりとめなしの、夢にもひとしきレポ。
けっしてお咎めくださいますな。